ヨーロッパレポ8
2011年 07月 14日
恐らくほとんどの人はその名前すら聞いたことも無かったのではないでしょうか?
僕も知りませんでした。僕は今回パリで聞いて知りました。
パリのアンティーク屋のおじさんとしゃべってて「ベルギーに行くんだ。トンゲレンに。トンゲレン知ってる?」と聞くと
「トンゲレン知ってるよ。高いよ。」(確かに安くは無かったです)
「それよりブルージュがいいよ。ブルージュに行きなよ。ものすごく綺麗だよ。ブロカントもある」
ということで初めて耳にした「ブルージュ」
全然知らなかったので気になってパトリックにも聞いてみる
「ブルージュって知ってる?」
「うん知ってる。ものすごく綺麗なとこだよ。いいよ」
パリジャン2人からすすめられた街
それまで見たときも聞いたときも無かった街
(後から知ったけど実は以前AKOちゃんから聞いてたみたい。お恥ずかしいことに興味が無かったのか忘れてました(笑))
リエムストにバイバイして、ブリュッセルに立ち寄り、ブルージュへ向かった僕等
都会から農村地帯へ、農村地帯からまた街へと徐々に街へとその景色は姿を変え
幹線道路を車を走らせていると見えてくるのはお堀のような川に囲まれた街
僕等に「あそこがブルージュだね」と一瞬で気付かせるのに十分な景色でした
この街で受ける衝撃と感動は街の入り口からはじまります。

なんということでしょう!!しょっぱなからいきなりなに持ってきてんですか!?
と、これはホントラッキーでした。数ある街への入り口の中で僕のカーナビはこれを選ぶとは!!
卵型の運河で囲まれた街は街と外部を結ぶのにいくつかの橋がありますが
これは調べてみると「Kruispoort/十字の門」というもので14世紀に建造されたらしいです。
関係ありませんが「十字の門」と聞いて地元の友達「十文字(じゅうもんじ)」、あだ名は「ジュウモン」の事を思い出してしまったが悔しいです。こんな時にお前出てくんなよ!!と言いたい。
と、のっけから14世紀に建造さらたという古い建物が出てくるとは・・・
これはこの街の歴史を説明しておいたほうがいいかもしれません。ざっとね。
面倒臭い人は写真までとばしてくださいね。長いんで。
9世紀ノルマン人の来襲期から街へとなって繁栄していくそれまではこれといって歴史に名も出てこない集落があった程度とされます。
12世紀13世紀には西ヨーロッパ第一の貿易港となり15世紀には商業、手織物工業が街に富をもたらし多くの芸術家を引きつけますが同時に、痛ましいまでの衰退が始まるのが同じく15世紀
運河の埋め立てが沈泥を招き、商船の出入りが不可能になり、政治も不安定だったため外国商人や芸術家はこの後の16世紀に黄金期を迎えるアントワープに移り住んでしまいます。
こうして都市として完全に機能を失ったブルージュは良くも悪くもこの後400年間全くと言っていいほど歴史的になんの出来事も無くなります。
街の人々もこれ以上悪くならないようにと願うばかりで18世紀ご存じ「産業革命」ですらお金もなく、主導者となる存在もいないこの街には古い建物を撤去して大きな工場を建設することも出来ずこの街ではなにも起こらなかったのです。
19世紀に「死都ブルージュ(ジョルジュ・ローデンバック)」という本でヨーロッパ中に知られます。
その本はヨーロッパ中の人に「貧困にあえぐ衰退した街でのネガティブな生活」をおくっている住民を一目見てやろうと駆り立てました。
ある意味「災害」的な観光名所となりましたが、街はゆっくりと、そして確実に観光事業にてこ入れすることになります。
第2次大戦時にこんな話があります。
当時ドイツ軍はブルージュを瓦礫の山にするという命令が下されていました。ブルージュから18キロほどのところに大砲の砲兵隊が置かれていたためこの命令はいとも簡単に出来ることだったようですが、司令官イッモ・ホップマンは言いました
「ブルージュはこの地方で最も美しい街である。この街は我々にとって軍事的にほとんど意味をもたない街である」と、その命令を拒否しました。これには司令長官も主張は正当と命令を無いものにします。
当時の士官が直々の命令を拒否することまた、その命令に背いたことを敢えて認めることはとても勇気のいることであったと思います。
どうやら司令長官もこの街の事は知っていたため命令を引き下げたとのことですが、司令官イッモ・ホップマンがいなければこの街もヨーロッパに多くあったとされる瓦礫と化しその姿を完全に失う街になっていたかもしれません。
と、「産業革命」でも「世界大戦」でもこれといった意味を持たなかったことが功を奏して今にブルージュを残すことになりました。
長かったですね。お疲れ様でした。
その十字の門から入った僕等はHOTELを探します。ガイドブックに載っていたHOTELが当日でも空きがあったのでそこに決定し、とにかく早く街に行きたかったので出掛けました。

これから始まる衝撃にはほんの小手調べ程度の場所にHOTELを選んだことも良かったと今思います。

こういう景色が目に飛び込んでくる度に「うそでしょー!?」と気違いのように連呼していました。
すごく綺麗ですね。
でもこれでも序の口です(笑)

ちょっと橋から川を覗いた景色にまた「ウソだよーこれー!!」となってた僕。

こういう時ってやっぱこういうベタなのが一番いいなって思いました。
どーしてもこういうポーズしたかったですもの。

あんまりいままで恥ずかしくてやったことありませんでしたが、そういう気分にさせられた。というかここではこれ以上ハマるものは無いんではないか?とも思います。

ちょうど御誂え向けな馬車まで来ちゃいます(笑)

自分の住む街のなかにこんな建物があるって一体どういう感覚なのか考えさせられますね(笑)


夜だったのでとても人気が少なくいい感じ。
昼間はカフェやレストランが活気づき非常にそれもいい感じです。

ブルージュのシンボルです。
この塔のすぐ足元には、この姿を目で見ることのできない目の不自由な方の為に、建物の銅製の模型と点字の説明が用意されています。
13世紀に土台の部分が建設され、14世紀に真ん中上あたりまでの死角い塔が建設され、15世紀に先っぽにあたる釣鐘のある八角形の塔が建設されました。
15分置きに鐘に寄るメロディーが聞こえるので、結構ずっとなってる印象です。

四方に美しい建物をそれぞれ配したこの広場はヨーロッパでも5本の指に入る美しい広場と言われます。

まだまだ続きますよーブルージュ編
仕事です。





それにしてもワイズ細いですねー
状態はソールも内側もかなりいい方だと思いますが、若干つま先だけ劣化があります。
このモデルは結構珍しいんですかね?調べてもあんまり出てきませんでしたし、かなり高いですね。
まあそんなつもりじゃなかったし、ダメージも若干あるので
size-(26.5cmくらい)




状態は全体的に使用感はあるもののいい方だと思います。これといったダメージはありません。
探してた人いるといいんですけどね。
size-(26.5cmくらい) ¥14900-




白黒で最もシンプルなのになぜ廃番になったんですかねー
状態はインソールだけちょっとボロイくらいです。
size28cm ¥8900-
今夜はそんな感じです。
おやすみなさい。
ヨーロッパレポ、楽しく拝見させて頂いています♪
先日の桑田真澄の登場は、ウケました〜 ( ´艸`)☆
牛乳飲んでる途中じゃなくて良かったです(笑)
ブルージュって私も知りませんでしたが、すごい素敵な場所ですね!ジオラマみたいな可愛い建物がたくさんで、テンション上がる気持ち分かります〜☆
夕日の公園の写真、綺麗ですね〜!
レポの続き、楽しみにしてます☆
あと、またお店にも行かせて頂きますね。
こんばんわ。まだ店でした。
桑田真澄は松岡修三くらい使い道が多いです(笑)
ブルージュはすごいですよー
今日も書きましたが15世紀で止まってますからね。
公園いいですよー。結局この後飲んで酔っ払ったので公園でゴロゴロしました。ゴツゴツしてましたけど。
レポ続きお楽しみにして下さい。