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アトラスレポとヨーロッパレポ19

昨日よりATLASで写真と散文、焼き菓子販売のイベントが始まり行ってきました。

原田雅之さんの撮りためた写真と散文、そして奥様とつくる焼き菓子

第一印象は

ATLASにハマり過ぎててウケました(笑)

焼き菓子販売が、写真が、散文が持っている空気感がATLASの作り出す空間に溶け込んでおり(溶け込みすぎだろ!!)、「和音」と「リズム」を強く意識させられました。

写真と散文ですが、意図しているのかいないのかそれらは決して結びつけられていないようで、強く結びついている。
そう、人と人との結びつきは目に見えるものではないが、確実に結びついているのを感じるといった感じの結びつきを感じながら見ることが出来る。

なーんて詩人風な書きはじめになってしまいましたが、僕は写真に強烈な興味があるわけではありません。撮るのも見るのも。
撮るのも旅行だからとか、珍しいからとか、ブログで使うからとか、皆で一緒だからとか、「これウケるね」とかで撮ってるだけで写真に関しては人並みです。

ですが、そんな僕でも「面白い」と見入る写真があったりもします。
そんな写真に出会えると僕自身「得」した気分になるから実はちょいちょいそういうの行きます。

ま、そこまで書いているということは結論から申し上げますと僕的に非常に惹かれ入り込めた写真が見れた。ということです。特に2点。面白過ぎて今思い出しても笑っちゃいます。


1点。僕がタイトルを後付けしていいのなら

「無駄と無駄を浪費し産まれた無駄?」

というタイトルをつけたい。

「コレあっても誰も気にしないでしょ?という無駄なことに無駄な税金を費やしどう考えても無駄な数を作っていやがるなー」と瞬間的に感じ、引き込まれてしまい浸かってしまうと面白い化学反応が起きた。

無駄無駄無駄(DIO風)と言っているものの、その「無駄の結晶」を写真に凝縮されたものを見ている僕は・・・なんと「楽しんでいる」ではないか!?

ということも考えてみるとあら不思議?「これは無駄なのか・・・?」という疑問が発生し、一人その後の家路も「なぞなぞ」をもらった気がして「いや、でも無駄は無駄で・・・無駄を無駄と思わないヤツがいるだけで、でも実際は無駄なカネ使っているわけだけど楽しめたらそれは無駄で無くなるのか・・・いやそもそも無駄で楽しんでることが無駄な・・・」と一戦やりながら帰れて楽しすぎました。




もう1点

こちらもタイトルをつけさせてもらうと

「人のない人影」ですかね。

これはアンティークや古着にも感じるもので個人的に「ど・ツボ」なのですが

「初めてこういうの見た」という写真ではありませんが、ここまで「人影」を強く、そしてその「人影」にユーモアを感じたのは初めてかしら?

「人」は一人として写っていない写真ですがそこにいる「人影」を感じずにいられない写真でした。

その「人のない人影」は必ず存在していました。
「人影」の性格や声、しゃべり口調、生活レベル、銀歯の数、こともあろうに晩酌のつまみ、話のネタ、見ているテレビの番組まで見えてきそうなほどその「人のない人影」は「影の持ち主」を想像させてくれる面白い写真でした。

これも帰り道「影の持ち主」と一戦交えながら帰れて楽しかった。


僕は自分から入って行けないタチで、あっちから引き込む力が無い写真には入り込めません。

ここまでどっぷりいかせてもらえて楽しかったです。




写真は人並みと言っておいてタラタラと申し訳ありませんがまとめさせてもらいますと。



お菓子が美味しくて母に買った分も俺が食べたいから返してほしい。
ということです。




ATLAS「ある記憶展」 31日まで。








さて、ヨーロッパレポも19ですが

今日は前置きというか、が、長くなったのでほんのちょっと

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ベルリンはケバブ屋さんも多いんですが、タイ料理屋も多くて米料理が食いたい時に重宝します。

ホテルからトコトコ散歩したところにあるタイ料理屋。

見てると若い子が多い。ドイツでもタイ料理は若い子に人気なのかな?

アトラスレポとヨーロッパレポ19_f0180307_17305696.jpg
レッドカレーとトムカーガイ。

レッドカレーはココナッツミルクの利いた辛くてもコクのある美味しさ

トムカーガイは簡単に言うとトムヤムクンにココナッツミルクを足してマイルドでコクのある味に仕上げた感じのスープ





どっちもココナッツミルクで辛い、ほぼ同じ味に気持ち悪くなりました。

グラタンとオニオングラタンスープは大丈夫でも、ココナッツミルク系ダブルはちとつらいものがあった・・・


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さて、このタイ料理レストランが入っているビルのあるところと僕が写真撮っているところ

違いがあるんですが想像つきますかね?


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ま、気付いたと思いますが、89年まで丁度今いるところは東ベルリン(東ドイツ)で、レストランがあるところは西ベルリン(西ドイツ)だったんですね。

再三に渡り壁について以前から説明しているので今回はしませんが、こういう歴史もあるところだからなにか愛らしいのかもしれません。

ま、僕はベルリンが大好きってことです。








では仕事です。

お待たせしました。今回はかなりかわいい子達多いと思います。

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GERMANY Antique&vintage"TeddyBear"・・・テディーベアが産まれたドイツ出身の子達。なぜかクマちゃんを扱う時は皆「この子かわいいですね。」とか「じゃあこの子連れて行きます。」とか、僕も「この子が一番古いよ」とか「この子はちょっと意地悪そうだ」「この子は正統派のかわいい子ちゃんだね」とか知らず知らずのうちに「子」と表現しているのが面白い。
そういう気分にさせる愛らしさを持ってますものねどの子も

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GERMANY 70s vintage teddybear・・・この子は正統派のかわいい子ちゃんですね。鼻のあたりや目もソフトビニールなのでそんなウンと古いものではありませんがとにかくかわいい。ドイツのどこが出身かはわかりませんが旧共産圏で愛されていた子達はこういう子が多いですね。
¥7900-THANKYOU SOLD

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GERMANY 50s antique teddybear・・・出ました。通称「落花生オヤジ」(僕だけそう呼んでいる)。おちょぼ口がかわいい過ぎます!!なんとなく心の弱っちゃった日なんかは一緒に布団に入れたくなりそうな愛らしさです。なにもしないでいいからそばにはいてほしい感じです。そんな感じですがすでにこの子は里親を見つけ旅立ちました・・・ありがとうございました。
¥7900- THANKYOU SOLD

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GERMANY 50s-60s antique teddybear・・・一体今まで何人の子供達のそばにいてあげたのだろう・・・と思わせるほどのボロボロですが、これはこれでとりあえずこのまま出してみます。ワラとか飛び出て来ちゃってますが、こういうボロちゃんが雰囲気に合う感じの方はいいかもしれません。
鼻が高いハンサムなのは古いのだそうですが、ボロイので
¥4900-

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GERMANY 60s-70s vintage teddybear・・・ヤバすぎます・・・恥ずかしがり屋です・・・かわいい過ぎます・・・なにがかわいいって足が近くて当たっちゃうから手を下せません・・・顔のところにやっておくしかないという・・・見たら死にますよ!!かわいい過ぎて!!
写真では撮り忘れちゃったんですがこの子首が悪いです。というか一度千切れちゃったのをヒモで直されています。
完品でないと・・・という方には無論すすめられませんが、ちびちゃんのお気に入りの子の首がとれちゃってチビちゃんが泣いている横で、「よしよし」言いながらお母さんが直したんだろうか・・・なんて考えちゃうと手放したくないくらいです。ということで今回の子達で僕の一番のお気に入りはこの子
首以外はいい感じなんですけどね。
¥6900-

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GERMANY 60s antique teddybear・・・耳が大きめでかわいいですね。なんとも形容しがたい茶色もいい感じ。くま感はこの子が一番ありますかね。クマって感じしますよね?
なんか・・・その・・・隣で喧嘩してるのにも気付かないで自分はご飯食べ続けちゃいそうな鈍感そうな感じがたまりません。
¥7900-

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GERMANY 70s vintage teddybear・・・今回の中で一番大きなクマちゃん。最初の子と兄弟ですね。同じパーツでサイズ違いの色違いです。恐らく同じメーカーのものでしょう。
同じ顔のペアが欲しい方2人連れ帰ってはどうでしょうか?
どちらも正統派のかわいい子ちゃんです。
¥7900-

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GERMANY 60s vintage teddybear・・・ちょいちょい仕入れてきますが時々こういう小さい子も現れます。小さいからかなんかよけいにしっかり作られている気がして恐らくもともと高級品だったと思われます。毛の質感もしっかりしています。
前にも似たような子が入っているんで一緒に検討してあげて下さい。
¥5900-

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GERMANY 70s vintage teddybear・・・ちっちゃいですね。どっかにぶら下げられていたのでしょうか、リボンの先にピンがついています。ま、こういうのはフェルト人形とかフロッキー人形でよくあるサイズ感でこれといった差はありませんが、しっかり作られているのは触ればわかります。
なかなかここまで小さいのもないのでいいんではないでしょうか?
¥2900-THANKYOU SOLD

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GERMANY antique cradle・・・今回クマちゃんを並べるのにいいなーと思って買ったゆりかごです。いいでしょー。思ったよりクマちゃんを並べるとハマりました。クマちゃん好きで集めてるけど並べる場に困っている。という方。ゆりかごはどうでしょうか?
¥14900-


と、今回のクマちゃん達はこんな感じです。




ANDANTEANDANTEにはいないんですがテディーベアはおろかぬいぐるみを初めて作った会社ドイツ「シュタイフ社」の創設者マルガレーテ・シュタイフさんの言葉にこんなのがあります。

僕は子供はまだいませんが、その言葉は「子供達」を考える上で非常に素敵な考え方だな。と思うのでここで紹介します。


話し掛けて

頬を寄せて

抱きしめて・・・

うれしい時も寂しい時も

ぬいぐるみは子供のハートの一番近くにあるおもちゃ

だからこそ

最良のものを与えたい


アポロニア・マルガレーテ・シュタイフ


シュタイフのぬいぐるみが高いわけがわかりました。

ま、紹介したのはボロなんで決して最良のものではないんですけどね(笑)

雰囲気はいいですけどね。

「子供に出来る最良を」これは全てに通じますし、ずっと心に置いておきたい言葉です。


いつも同じ安い服着て、ボロになるまで鞄も買い替えず、これといった贅沢もせずに浮かせたお金が

ファミコンや、まんがや、ピーピーって鳴る靴や、ゾイドや、ミニ4駆などを僕に買い与えるお金になってたんだ・・・と両親を思うと


先程の「お菓子返してほしい」は取り消して返さないでもいいよ。と思います(笑)

それはギャグですが、ま、またヨーロッパでもそのうち連れて行きます。今度は車あるから母も楽でしょ。

母が乗っててもアウトバーンで180キロ出してやりますけどねー!!(笑)

シュタイフさんの言葉はわかりやすくていいですね。




改めて言っておきますが「シュタイフ社」のクマちゃんはANDANTEANDANTEにはいまのところいませんからね。
Commented by twilight-station at 2011-07-25 23:21
なんか感動してしまった~不覚にも・・・!

ぬいぐるみマニアだったので考えさせられます。母からもらって、すっかりぼろくなったウサギのぬいぐるみとか今だにありますものね~。

親ってすごいですな!だから、クッキーくらいあげて下さい(笑)
Commented by anan-blog at 2011-07-26 15:14
RUUUUUUUUU
感動した?

それは不覚だねー。だまされてるよ俺に(笑)

よだれのしみこんだウサギの人形今度紹介して下さい。

僕は一時期何もかも捨てまくった時期があったから小さい時のものが残っているのはうらやましいよ。

by anan-blog | 2011-07-25 20:20 | ANTIQUES | Comments(2)