2013 JUN JULY ヨーロッパ後記1
2013年 07月 06日
ただいま!
今回も特に大事もなく無事に2週間過ごしました。
もちろんちょいちょい事はありましたが、大事に至らず。ということで言えることと言えないことがあるので言えることだけもちろん言いますが、そんな感じです。
先に行っていた通り、今回は母を同行させてのかなり観光色強いヨーロッパでした。
母がいて助かるということはまあ朝起こしてもらえるくらいで、それ以外はほとんど助けてもらえる物はありませんでしたが、こうやって母にヨーロッパ周遊(仕事もしてるけど)を計画して、自らの運転で連れて周れ、自分のお気に入りの景色を見せることが出来ること、日頃からANDANTEANDANTEを皆様に利用いただいているからこそのものと大変感謝する2週間でもありました。
皆さんいつもありがとうございます。
お陰さまで、特に喧嘩することもなく(3度ほど私キレましたが・・・)、大事もなく、母も楽しんでくれたかと思います。
皆様へのこのお礼はしっかり面白い物をご紹介する以外に出来ることはありませんのでがんばります。
と、いいつつも、観光色強めで仕入れの量的にはいつもよりちょっと少なめになってしまいましたさせん!!
いや、でも結構面白いの出てくると思いますので是非ご期待を
時差ボケもいきなりピークがやってきたのか、一昨日帰ってその晩はぐっすり寝て、昨日は起きてから夜までずーーーっと眠かったくせに、ちょっと眠気治まったかと思ったら
朝まで二度と眠くなってくれず
昨晩一睡も出来ず今です。
2週間で体疲れてんじゃないんかい!?と我が体に問いたい。
さて、その2週間あっというまでしたー
かな?
いや、それなりに2週間って感じですね(笑)
ま、いつもどおり入荷は普段通りのペースで特に買い付けから戻って一気に入れ替えとかなくじょじょにかつ、毎日入荷していくので、色々行って来たそれらも楽しみながら気長にご覧いただけると幸いでっす。
ではヨーロッパ2013 6,7月後記1
今回のヨーロッパもドイツ・ミュンヘンから始まります。
HOTELの予約等を始めたのが日本を発つ前々日からだったのでミュンヘンすでに安いホテルの空きが無く
着いた初日はバイエルラインというミュンヘンから1時間半くらい南に走った畑、平原の広がるようなところでホテルとってました。

ヨーロッパってのはどーいうわけか、ちょっとでも人が住んでいるところには必ずこういったキリスト様や教会がある。
街(人)が先か、教会(宗教)が先か、興味深い。

流石に木製ではありませんが、ヨーロッパには実際にこういう道案内看板があり気分を高めてくれます

時刻表まで見てませんが、1時間に1本バスがくればかなりいい方だと思えそうな場所でした。

風景という以外なにもいえませんね・・・うっすらと肥溜め臭もしました。工業国家ドイツといえどもやはり畜産、農産国家でもあるんだなー。と思いつつも
「肥溜めの臭いは万国共通なんだな・・・」
と、なにもドイツに着いたその晩に感じなくてもいいことを母と話してました。
(NYに初めて行った時に感じたのは生ゴミの臭いは万国共通だということ)

え?家と、看板と、バス停しかないところでミニランプだと??です完全に。
車で周っててこのHOTELを見つけてもたぶん絶対泊まることは無いようなHOTELを予約しちゃう俺
インターネット予約で情報が少ないとはいえ「結構田舎かもな・・・」と覚悟したHOTEL予約したとはいえ、思った以上に田舎すぎだったHOTELを予約しちゃう俺
そんな田舎でまさかスケートミニランプを見つけれる俺・・・
俺はなんてネタを引っ張ってこれることか!?
気が付いたら脚に砂鉄とかくっついているんじゃないかと思えるくらい引き付けれると我ながら感心したはこれには。
このHOTELは選らばない・・・選べないと思う。
さすがにスケボー持ってってないし、この明るさですでに夜10時過ぎてるし。なによりランプ苦手だし。



いよいよお目当てのそれが見えてきました。
写真に写りこんだ黒いゴミみたいなのが汚らしくて申し訳ありません。
ゴミみたいな黒いのはどうぞ気にしないでください。
気にしてもらうだけ損させますから。
なぜならそれは、カメラのレンズの中に入った本当にただのゴミだから。
細かい糸くず、ホコリなんかが入り込んじゃって、ズームと同時にゴミまでズームされてよく見えるようになっちゃってるだけだから。俺のコンパクトカメラもいよいよゴミになってきた。
さて、気を取り直してそのお城!!
と、いうところですが、やっぱりどーにも眠く限界が近いのでここいらで仕事に
仕事です。
手持ち分のアクセサリーなど細かい物などから参ります。お洋服はもうちょっと品物届いてからにします。
紳士小物
ということでまず腕時計





ドイツの超高級腕時計メイカー「GLASHÜTTE ORIGINAL/グラスヒュッテ オリジナル」が東西ドイツ分裂時代に東ドイツの国営工場に接収された時代のレアな「GUBグラスヒュッテ」の物です。
グラスヒュッテはドイツのザクセン地方、古都ドレスデン近郊の町。エルツ山地というドイツとチェコの国境にあたる山地の真中にあるこの町に、1845年ランゲ&ゾーネ(A.LANGE&SOHNE)の創始者であるアドルフ・ランゲが時計工房を開いたのをはじめとして、ドイツの軍用時計で有名なチュティマ(TUTIMA)やノモス(NOMOS)など、数多くの時計メーカーがこの地に集結しました。もともと産業がほとんどなく、貧困にあえいでいたグラスヒュッテの町は時計産業に従事することによって生活が向上し、さらに勤勉な土地柄も相まって19世紀から20世紀の半ばにかけて、ドイツ時計の製造技術躍進を牽引する存在へと成長していきました。
ただグラスヒュッテは、第二次世界大戦でソ連の空爆に遭い、ほとんどの時計工場が破壊されてしまいます。加えて大戦後は社会主義国となった東ドイツに時計産業自体を接収されたため、この町で繁栄した時計ブランドは一旦歴史からその名前が消えたのです。
しかし、それは決して悪いことばかりではありませんでした。
ドイツ政府に接収されたグラスヒュッテの時計メーカーは、全て「グラスヒュッテ国営時計工業(GUB/グラスヒュッテウーレンベトリーブ)」に統合され製造を開始。
ブランド独自の特徴やこだわりは一見歩みを止めましたが、1970年代のクォーツショックの際も、国営ゆえの強みか、この地での時計製造技術の継承とそれを活かした独自の時計づくりの火を何とかつなぐことができました。
そして1989年の東西ドイツ統一の1年後、グラスヒュッテの町でランゲ&ゾーネ(A.LANGE&SOHNE)が復活。GUBは1995年、グラスヒュッテオリジナル(GLASHUTTE ORIGINAL)として生まれ変わりました。
と。いうことでかなり長い説明ですが、こちらのお話はグラスヒュッテオリジナルの話で、この時計はその話の中に出てきた「グラスヒュッテ国営時計工業」製のもので、かの有名なグラスヒュッテオリジナルのものとは違う物になります。GUBのそうした暗黒の時代の影響、その時代のものということでとてもワクワクさせるのでウチらしいです。
それでもこれもドイツでも高いので少々高いんですが、それこそ「グラスヒュッテオリジナル」や「Aランゲ&ゾーネ」を持てるような方に、お遊びやジョークで面白がって見てもらえたらいいですし、純粋にこの時計のバックボーンも含めて気に入ってもらえたら特に嬉しいです。
ちなみに、個人的にここ数年で最もビビビと来た時計なので、あんまり売れなかったら・・・ってつもりで買ってきてます。
60~70年代頃
手巻き式
差異1m/24h前後







インテリアデザイナーのロジェ・タロンによるマッハシリーズもまた近代時計デザインの先駆けとして、今なお愛されてますね。
さてこちらの「HIMALAYA」モデルですが50年代~70年代まで数回モデルチェンジされたこちらもまた「LIP」の時計のヒストリアルモデル。ニューデザインのロゴではなく旧ロゴというのも渋いですね。
DATE付きのモデルですがDATEの表示窓の位置が面白いです。たいていは3時の位置にくるものや12時のちょっと下あたりが一般的かと思いますが、6時の位置というのはレアデザインですね。
LIPはLIPでもロゴが新しいものではなかったり、ロレックスやオメガ、IWC等誰もが知る王道ともちょっと違い知る人にしかわかってもらえないかもしれませんが、「そのくらいがいいんだ!」というへそまがりな方には面白いかと思います。
デザインもドーム型のカバーでオールドスクール感高くてかっこいいですね。
それなりのをお持ちの方にヴィンテージの、特にフレンチヴィンテージの格好の日なんかのセカンド、遊び感覚で着けてもらうといいかもしれませんね。
60年代頃
手巻き式
差異2~3m/24h程度
¥13650-





旧ソビエト物や東ドイツ等旧共産圏の物がお好きな方、あるいは高級時計に関わらず時計全般にお詳しい方でもないかぎりまず知っているという方はおられないでしょうマニアックさがミソです。
ラケタとはロシア語での「ロケット」、1961年にユーリ・ガガーリンが有人宇宙飛行に成功したのを祝して出来たブランド?のようです。ということで宇宙飛行やスペースシャトルなど宇宙系にお詳しい方でもひょっとしたらご存じの方がいるのかも??
とてもクラシックなデザイン過ぎて少々味気がないくらいがまたいいのかもしれません。例えるなら無印良品的究極のミニマリズムデザインととれます。
MADE IN USSRという表記なので輸出用だったのでしょう。ソビエト物のなかでCCCP表記(ロシア文字でのソビエト連邦を表記したものでエスエスエスエル)ではなくUSSRっていうのもストⅡやってた人には馴染みある表記でいいんじゃないですかー?そこ関係ないね。
70年代頃
手巻き式
差異1~2分程度




ポリオット(ポリョート)やボストークのようにメジャーなソビエト時計ではありませんがこれもなかなかマニアックで面白いかと思います。
これはラグ部分が薄いのでわりと近代的な印象でしょうか?それでもケースはかなり膨らんでいるのでヴィンテージ感はありますね。
銅色の文字盤に別秒針ダイアルで高級感もありますね。
ヴィンテージがいい、でもあんまりボテっとした古臭いのもなー。という方にほどいいライト感のあるヴィンテージなんではないでしょうか?
70~80年代頃
手巻き式
差異2分程度
※時計に関しましては僕の方で専門的なケアは出来ないので、電池交換やちょっとした整備依頼以外は基本的に現状渡しになります。
その後のケアはお買い上げいただいたお客様自身でケアしてもらう以外ないので、あわせてご検討ください。



とにかくそんな感じです。
物でみているよりも実際に手に着けて見た方がイメージよく見えるかもしれませんね。
あんまり他所にないちょっと変わった物ということではいいと思います。



シルバーの持つ雰囲気とはまた違いますが、これはこれで男臭くていいっすね。
誰のかもわからない名前等の刻印がないのがいいか悪いか。ご自身で誰か掘ってくれる人に気に入った文字、所縁ある文字等入れてもらうセミカスタマイズも面白そうです。
¥6300-





以前いたライオンのはかなりのお気に入りでしたが、僕も気に入るだけあってすぐにもらわれて行ったので、また似たようなのを見つけられて嬉しいです。
これも物として見ているときよりも、着用しているとグンっとその魅力がわかるのではないでしょうか??
フランスで見つけて以来、お店に出すまでずっとつけてようかと思うほどでしたが、それやりだすといよいよ外せなくなっちゃう(商品にしたくなくなっちゃう)ので我慢したほどのお気に入りです。
この挟み込む恥っ子にデザインがあるタイプのバングルは一般的なバングルに比べ絶対数着用している人が少ないので、手元、手首を見られる時にとても目立つことが出来ると思います。
今まで仕入れてきたものよりも明らかに質量が多く思いです。シルバーも列記とした高級貴金属なので重い、質量の多いことから必然的に高くなってきますが、その価値、存在感はやっぱり質量、重さと比例するものがありますので、ガツンと行きたい方是非!
かっこいいです!!